外来で行う検査

24時間ホルター心電図検査

心臓病の中には、いつもは何の異変もなく正常な心電図結果でも発作が出た時だけ異常が検出される病気も少なくありません。たとえば、狭心症の患者様は胸痛が出ているときにのみ、心電図が変化します。また不整脈の多くは、不整脈が出ているときと出ていないときがある発作性です。このような心臓病は、数分の心電図だけでは異常をとらえることが難しいことも少なくありません。
ホルター心電図検査とは、24時間絶え間なく心電図を記録することができる心電図検査です。
心臓は、平均一日に約10万回動きます。この10万回の心臓の収縮をすべて記録して、異常がないかを評価する心電図検査です。朝方のみ発作がある人や、就寝中にのみ異常が出るような患者さんでもこの検査でその発作が出ているときの心電図評価が行えます。 ホルター心電図は、胸部に数枚の電極を貼り付け、心電図を記録する機械に接続し心電図を記録します。症状があった場合は、必ずボタンを押していつ症状が出たかを記録してください。また、食事をしているとき、主審時間などを記録していただくことも重要です。解析には1~2週間ほどかかりますので、ホルター心電図を外した日には結果を説明することは出来ません。その後の主治医の外来で検査結果を説明させていただきます。




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